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化粧品成分/美容・健康情報 AtoZ 記事一覧へ いちご鼻対策 スクラブ剤/石ケン洗顔で改善？ 前回の記事では、いちご鼻や毛開いた毛穴内部の汚れや黒ずみを改善するために無理な老化角質除去をするのであれば、まずはグリチルリチン酸2K（グリチルリチン酸ジカリウム）配合化粧水等コスメの使用を中止すべきであると書きました。今回の記事では、スクラブ洗顔やスクラブ石鹸洗顔による、いちご鼻改善の安全性について、書きたいと思います。 スクラブ剤とは、角質層を削り取るための粉末ですが、粉そのものの角は尖っていて、鋭利な刃物状態です。スクラブ洗顔とは、それを使用した洗顔ということになります。またスクラブ石鹸とは、石鹸にスクラブ剤が配合された、化粧石鹸です。 これらを使用して毛穴内部の汚れを削り取ることが目的で、いちご鼻対策として、スクラブ剤またはスクラブ石鹸を使用して、洗顔をされる方は少なくないようです。毛穴内部の汚れを削り落としたいというのが、目的のようです。 しかしスクラブ剤は、汚れだけに作用するわけではなく、毛穴周囲の部位を含むお角質層にも作用します。その結果、必要な角質層も削り落とし、ますますお肌が乾燥し、毛穴がどんどん広がる危険性が非常に高いといえましょう。これは無理な老化角質除去をすることと、同様のことです。 なお、スクラブ石鹸とは知らずに、スクラブ石鹸を使用してしまう危険性もあります。2000年初頭に多発したスクラブ石鹸による眼球損傷の事故があったためか、スクラブ石鹸のメーカーや販売者は、「スクラブ石鹸」もしくは「スクラブ剤入り石鹸」といった名称を、あまり用いなくなったようです。全成分に「サンゴ末」や「火山灰」といった表記がなされているセッケンは、スクラブ入り石鹸です。 消費者センターさんや厚生労働省からの注意喚起では、スクラブ石鹸は目の周囲への使用は、推奨されていません。鼻と目はそれほど離れていないため、やはりいちご鼻対策としてのご使用は、やめておいたほうが賢明でしょう。 以上のことから、角質層だけでなく眼球さえも傷つける危険性のあるスクラブ剤やスクラブ石ケンは、いちご鼻対策には不向きであり、逆効果であるといえるでしょう。次回の記事でも、類似したことについて、書きたいと思います。 （アメブロの同内容の記事） 化粧品成分/美容・健康情報 AtoZ 記事一覧へ

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